~消費意欲指数は前年並みも、夏の季節消費への意欲は男性を中心に高まりがみられる~
Point 1
「季節消費は、コト消費を中心に一定の高まりが期待できそう」
夏休み、お盆、帰省などのある8月は、2014年以前高い消費意欲指数を示していましたが、
2015年以降は伸び悩むようになり、今年も前月比、前年同月比ともに横ばいとなりました。
しかし、消費意欲指数の理由を見ると、「夏休み、お盆など連休があるから出費が増えそう」といった季節消費への意欲を挙げる声は増加。
特に買いたいモノ・利用したいサービスの内訳を見ても、「日用品」「車・バイク」などのモノ消費は前年から減る一方、
「レジャー」「外食」「旅行」といった夏らしいコト消費は前年から増加しています。
また、不景気などの社会的要因を心配する声も減少しており、消費意欲指数は横ばいながら、季節消費は一定の盛り上がりが期待できそうです。
Point 2
「女性の意欲低下を男性が下支え」
消費意欲指数の前年同月比を男女別に見ると、男性が+1.2ポイントであるのに対し、女性は-0.9ポイントとなっています。
また、特に買いたいモノ・利用したいサービスにおいても、男性は前年同月比で+2.7ポイントで、
「旅行」「外食」「ファッション」「レジャー」の4項目で20人以上増加しているのに対して、
女性は前年同月比-2.4ポイント、「旅行」「飲料」「理美容」「日用品」の4項目で20人以上減少と、
男性とは逆の傾向を示しており、女性の低調ぶりを男性が下支えしているようです。