~株式会社電通の海外本社「電通イージス・ネットワーク」は「世界の広告費成長率予測」を発表~
世界59カ国・地域から収集したデータに基づき、年に2回のペースで改定と新規予測を行っている。
その結果、2018年の世界の広告費成長率は4.1%となる見込み。
また世界的な経済成長を背景に、2019年も2020年も主にデジタル広告がけん引し、堅調な成長が続くと予測。
デジタル広告費の成長率は二桁成長が続く見通し。
2018年には、世界の総広告費に占めるデジタル広告費の割合は38.5%になり、初めてテレビ広告費の35.4%を上回るとのこと。
その後もその割合は伸長していく見通し。
なお予測対象の59カ国・地域のうち、2019年には世界最大の広告市場「米国」をはじめとする、
26カ国・地域で、デジタルが媒体別広告費の構成比でトップになると予測。
一方、日本の広告市場は2018年に続き、2019年も1%未満の低成長が続く見通し。2018年は大型スポーツイベントによる広告市場へのプラス効果もあったが、度重なる自然災害などで広告活動を控える動きが広がった。
2019年も消費増税があり低調だが、2020年の東京オリンピック・パラリンピックの開催で回復する見通し。